子育て中、どうしても感情的になってしまう瞬間ってありますよね。「早くして!」「何回も言ってるよね!」なんて、つい強く言ってしまうこともあるかもしれません。
でも、怒りに任せて話してしまうと、子どもには「怖い」としか感じることができず、本当に伝えたいことが伝わっていないことが多いんです。
「CCQ」ってなに?
そんな時に覚えておきたいのが、この「CCQ」というシンプルなテクニック。これは、感情的にならず、冷静に子どもと接するための3つのステップです。
- C:Calm(穏やかに)
まずは、自分が落ち着くことが大切。怒りに任せず、一度深呼吸をして心を穏やかにする。 - C:Close(近づいて)
子どもに近付いて、同じ目線になることがポイント。物理的な距離を縮めることで、心の距離もぐっと近くなります。 - Q:Quiet(静かに)
怒鳴らないで、静かなトーンで話すこと。優しい声は、子どもに安心感を与えて、話の内容がしっかりと伝わります。
この3つを意識するだけで、子どもとのコミュニケーションが驚くほどスムーズになります。
「CCQ」を実践してみよう
例えば、急いで家を出たいのに、なかなか準備をしない子どもにイライラ…。そんな時こそ、CCQを実践してみましょう。
まずは、一度深呼吸…。
少し時間を取ることで、自分が落ち着く余裕が生まれます。
次に、子どもにゆっくり近づき目線を合わせる。
「どうしたの?まだ準備が残ってるね、手伝おうか?」と優しく静かに話しかける。
この3STEPをすることで、子どももびっくりすることなく、「今準備しなきゃいけないのか」などと、自分を行動を振り返ることができるはずです。
なんて、記事を書いている私も Calm(穏やか)にできていないことも多いので、意識することを頑張らなくては!
実際は、仕事や移動時間に間に合わなくなってしまうことから、優しい口調は意識するものの、CCQ全てをこなす余裕もなく、時には泣いている我が子を抱き上げて、慌てて家を飛び出すこともよくあります。
でも、やっぱり感情的にならず、大人がCCQを意識した行動が理想的な子どもとの接し方です。完璧じゃなくていいんです。無理せず、少しずつ一緒にやっていきましょうね。
CCQの具体的な場面と応用
それぞれ具体的な例を交えてご紹介します。
ご飯を食べてくれない場面
深呼吸をして、焦らずに子どもの様子を観察
子どものそばに近づき、一緒に食事をするような体制を取る
優しい声で、「一口食べてみようか?」「どれから食べる?」など、選択肢を与えながら声かけをする
おもちゃの取り合いになった場面
両方の子どもの表情や様子を観察し、感情的にならないようにする
両方の子どもに近づき、それぞれに優しく語りかける
「どうして欲しいの?」「一緒にどうしたら良いか考えようね」と、解決策を探るような声かけをする
宿題をしてくれない場面
焦らず、子どもの活動を観察する
子どもに近づいて、「一緒に宿題やってみようか?」と声かける
「この問題、ちょっと難しいね。どこが分からないのかな?」と、具体的に質問をする
まとめ
感情的になる前に、このCCQを思い出してみてください。自分が落ち着いて、子どもに寄り添う。それだけで親子のやりとりが大きく変わります。
- 感情的に叱るのではなく、CCQで冷静に対応する
- 穏やかに近づき、静かな声で話すことで、子どもとの信頼関係が深まる
- 怒鳴るよりも、冷静な対応でお互いに心の余裕が生まれる
日々の子育ては、予想外の出来事の連続。「毎日の子育てで、イライラしちゃうのは仕方ないこと」と開き直り、少しだけ冷静さをプラス。子どもとのコミュニケーションが、少しでもスムーズになれば嬉しいですよね!
ぜひ、今日から「CCQ」を試して、子どもとのやりとりをもっと楽しくしてみましょう。