「また怒っちゃった…」
「なんで伝わらないんだろう…」
ひとりで反省会しながら、ため息が出る夜があります。
特に、「ちゃんとしなさい!」と言ったあとに、子どもの顔がスーッと閉じていくあの瞬間。「あ、また逆効果だった」と気づくのは、たいてい言い終わってからなんですよね。私も、何度もやっています。
今回は、言い方を少し変えたら子どもの反応が変わった、という実体験から、私が使っている共感の返し方を3つお話しします。
「わかってほしい」は、大人より切実かもしれない
ペアレントトレーニングの講習で聞いた話なんですが、子どもは大人が思う以上に、「感情をジャッジされること」に敏感なんだそうです。「それは違う」「そんな気持ちはダメ」と言われ続けると、「気持ちを言わないほうが安全だ」と覚えてしまう。
だから、内容より先に気持ちを受け取るだけで、子どもの表情がパッと変わることがある。頭では知っていても、疲れていると「早く切り替えてくれ」と思ってしまうのが、正直なところなんですけどね。笑
私が実際に使っている、3つの返し方
事例① 「そう思うよね」と、まず隣に立つ
小1の娘が「明日、学校行きたくない」とつぶやいたとき。以前の私なら「でも、行かないといけないよ」と即答していました。今は「そう思うよね。何か嫌なことあるの?」と、一拍置いています。
否定しなかっただけで、娘が次の言葉を話してくれる確率が上がった気がします。「発表するのが嫌なんだよね」「明日ピアニカのテスト、緊張する」と話してくれるんです。
事例② 「パパもそうだったよ」と、過去をちょっと出す
「先生に注意されちゃった」「なんで自分だけ」には、「わかるよ、つらいよね。パパも似たことあったなー」と返しています。「自分だけじゃないんだ」が伝わると、肩の力がすっと抜けるんですよね。経験談は、共感の証明になるんだと思っています。
事例③ 「悔しかったんだね」と、感情に名前をつける
テストがうまくいかず、「もう勉強やらない!」。我が家でも定番です。笑 以前は「やらなきゃいけないんだからやりなさい」でしたが、今は「あー、悔しかったんだね」と先に言葉にしています。
「怒ってるんじゃなくて、悔しかったんだ」と、自分で気づくきっかけになる。これも講習で学んだことですが、試してみたら、怒りが落ち着くのが少し早くなった気がしています。
変わったのは、子どもか自分か?
正直に言うと、劇的に変わったのは子どもより、私の「即反応しない」練習でした。
保育園に行きたくない息子に「そっかー、行きたくないよね」と返したとき、息子が「でも、ねんねしたらお出かけだね」と自分で切り替えたことがあります。お出かけの約束を思い出したようでした。あの瞬間は、ちょっと感動しました。
まとめ|返事の前の、ひと呼吸
「そう思うよね」「パパもそうだった」「悔しかったんだね」。使えた日は大成功ですが、思い出して1回試せただけでも、25点で合格です。
子どもが「言ってもいいんだ」と思える空気は、すぐには見えなくても、あとから効いてくると思っています。私も、間に合わない日があります。
共感の返し方、まとめると
- 「そう思うよね」と、まず受け取る
- 「パパもそうだった」と、ちょっと過去を出す
- 「悔しかったんだね」と、気持ちに名前をつける
- どれかひとつ、思い出せた日に試す
次に「ちゃんとしなさい!」が出かかったら、ひと呼吸。閉じかけた顔が開くまで、少しだけ待ってみようかなって思ってます。

