【2分で読める】「走らないで」より「歩こうね」で伝わる!子育てコミュニケーション術

  • 「走らないで!」
  • 「触らないでって言ったでしょ!」

ついつい口から出てしまう“ダメ”の言葉。でもそのあと、ちょっとだけモヤモヤしちゃうこと、ありませんか?

もちろん、子どもの安全や周囲への配慮を考えたとき、止めなきゃいけない行動はありますよね。でも、「ダメ」と言うだけじゃ、子どもには伝わらないことも多いんです。

今回は、否定ではなく「〇〇しよう」と肯定的な言葉で伝える声かけのコツをご紹介します。
声かけを少し工夫するだけで、子どものやる気や自己肯定感がグンと育ちますよ。

目次

なぜ肯定的な言葉が効果的なの?

意欲が向上する

子どもは「ダメ!」と言われると、止めなきゃいけないのは分かっても、「じゃあ何をすればいいの?」と迷ってしまいがち。でも「〜しようね」と伝えられると、すぐに次の行動へつなげやすくなるんです。

自己肯定感が高まる

「できたね」「その方法いいね」と言われた経験が重なると、「自分って大丈夫」と感じるようになります。これが自己肯定感の土台に。

子育てにおいて、肯定的な言葉は子どもの自信を支える大切な力になります。

良好な親子関係を築く

否定ではなく提案の形で伝えることで、子どもは「信じてもらえている」と感じ、親子の信頼関係が育ちます。

「ダメ」から「〇〇しよう」へ!

否定的な言葉を、肯定的に変えてみましょう。
以下の表は、よくある「ダメ」に対して、言い換えた例です。

スクロールできます
否定的な言葉肯定的な言葉具体的な言葉のアレンジ
走らないで歩こうね滑ってケガしちゃうから、階段はゆっくり歩こうね
喋らないで静かにしようねみんな本を読んでるから、静かに読もうね
触らないで見てみようねガラスは割れやすいから、そっと見ようね
汚さないできれいに使おうね服についちゃうからエプロンしようね
怒らないで優しく言おうねふわふわな言葉のほうが伝わるよ

このように伝えることで、子どもは「どうすればいいのか」が明確になり、やる気や安心感にもつながります。

声をかけるときのちょっとしたコツ

「なぜ?」を伝える

ただ「〇〇しようね」ではなく、「なぜそうするのか」も伝えてあげると、理解が深まります。

例:「人とぶつかると危ないから、歩こうね」
→ 意味がわかると、自分から気をつけるようになることもありますよ。

具体的な言葉を使う

「ちゃんと片付けて!」よりも「おもちゃは箱に入れてね」と具体的に。
子どもはイメージしやすいことで、行動に移しやすくなります。

声のトーンや笑顔も大事

言葉だけじゃなく、声のトーンや表情もメッセージになります。
優しく、穏やかな声と笑顔で伝えれば、より安心して耳を傾けてくれます。

まとめ

「ダメ」と言いたくなる場面、毎日の子育てにはたくさんありますよね。
でもそのたびに、ちょっと視点を変えて、「〇〇しよう」と伝えてみる

それだけで、子どもが前向きになったり、自信を持ったり、親子のやりとりがちょっと楽になったりします。

完璧じゃなくても大丈夫。
今日のひとことから、親子で少しずつ変わっていけたら素敵ですね。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次