【2分で読める】「将来のため」より「今、楽しい」中学生の一言にドキッとした話

「A先生は嫌い。だって『将来のために勉強しよう』って言ってたから」
「でもB先生は好き。『勉強は楽しむためにするんだよ』って言ってたから」

教育現場で、ある中学1年生がぽつりと話してくれた言葉です。

聞いた瞬間、ドキッとしました。「あれ?自分も同じこと、言ってないか?」って。

「テストでいい点取っておかないと、将来困るよ」
「ちゃんと勉強しとかないと、あとで後悔するよ」

悪気はないんですよね。むしろ、子どものためを思って。

目次

なぜ「将来のため」は届かないの?

親はどうしても先のことを考えます。将来困らないように、選択肢を狭めないように、あとで後悔しないように。大人を経験していて、失敗も遠回りも知っているからです。

でも、子どもは「今」を生きている。明日のテストより、目の前の友だちとの会話。将来の受験より、今日のゲームのクリア。それは、決してサボっているわけじゃありません。子どもにとっては「今この瞬間」が、人生の全部だったりします。

この温度差に気づくだけで、声のかけ方は少し変わってくるのかもしれません。

勉強の始まりは、ぜんぶ「楽しい」だった?

あの一言を聞いてから、まだ小さい息子を見ていて、ふと思ったんです。そういえば、学びの始まりって全部「楽しいから」だったな、と。

言葉を覚えたのは、絵本が面白かったから。「これなあに?」と聞くのが楽しかったから。数を数えたのは、おやつが「あといくつ?」と気になったから。

ぜんぶ、もとをたどれば「楽しむための学び」でした。それがいつの間にか「将来のため」にすり替わってしまう。そこに、改めて違和感を覚えました。

「今のワクワク」に寄り添うと、何が変わる?

子どもが勉強でつまずいていたら、「将来困るよ」の代わりに、こんな言い方を。

事例① ゲーム
「これ分かると、もっとゲーム楽しくなるかもよ?」

事例② お金
「この計算できたら、お小遣いの使い方がちょっと得しちゃうかも」

事例③ 読みもの
「歴史の漫画、めちゃくちゃ面白いらしいよ。読んでみる?」

「未来のため」ではなく「今のワクワク」へ。それだけで、子どもの目の色が少し変わったりします。

私も、つい「ちゃんとやっとかないと」と言いそうになる瞬間が、正直あります。そのたびに、あの中学生の言葉を思い出しています。「B先生は好き」って。

まとめ|「今、楽しい」を一緒に探す

「将来困らないように」が出かかったら、ひと呼吸。言い方を一言だけ変えてみれば、十分だと思っています。

私も、つい言ってしまう日があります。それでも大丈夫です。

声かけのポイント、まとめると

  • 「将来のため」ではなく、「今、楽しい」を伝える
  • 「できるようになると、得するよ」の視点を足す
  • 「一緒にやってみる?」と誘う

明日、娘が宿題の前で固まっていたら。最初の一言は「将来困るよ」じゃなくて、B先生の言い方にしてみたいなと思います。

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