「お風呂だよ〜!」
その一言を発した瞬間、世界が変わってしまう。
さっきまでニコニコしていた息子が、ぐずり始め、床にしゃがみ込んで「やだ!まだ!」の大合唱。
…そういえば、娘のイヤイヤ期でも同じだったな、と遠い目になりながら、内心「なんで毎回こうなるんだ」とため息。
この”突然のおしまい”、子どもにとっては小さくない出来事なんですよね。
子どもにとって「いきなり」は、大人が思う10倍つらい
大人ならなんとなく「そろそろ終わりかな」と察せますよね。でも、イヤイヤ期の子どもは、今この瞬間に全力投球中。おままごとでもブロックでも、まさに世界の中心にいる時間です。
そこに「はい、おしまい!」は、試合中にいきなり笛を吹かれるようなもの。
イヤになって当然というか…それはもう、びっくりするよね、って話なんです。
講習で聞いた話では、2〜4歳頃の子どもは「見通しを持つ力」がまだ育ちきっていないため、急な切り替えに対して強いストレスを感じやすいとのこと。「次に何が来るか」が見えないことが、そのままパニックや抵抗につながっているんですよね。
「あと5分」より「終わる前の橋」を渡す
そこで効果があったのが、「予告」を少し早めに、少し具体的にするという方法。
「あと5分で終わりだよ」と言うだけでも変わるんですが、わが家でさらに効いたのは「最後に何をするか」を本人に決めてもらうこと。
「あと少しで帰るよ。最後にどのすべり台にする?」
これを聞くと、息子は考え込んで「あっちのやつ!」と答える。自分で選んだ”最後”があると、切り替えのときの抵抗がぐっと小さくなるんです。
脳みそが「終わり」に向けて自然に準備を始める感じ、というか。「やらされる終わり」から「自分で決めた終わり」に変わるだけで、気持ちの着地点ができるみたいなんですよね。
予告がうまくいかないときの「橋の渡し方」
とはいえ、予告しても泣く日は泣きます。そんなときは正論で追いかけず、まず気持ちを一言で受け止めるだけにしています。
「楽しかったよね。もっとやりたかったよね。」
それだけ言って、黙って動き始める。
「また来ようね」と未来の楽しみをちらっと添えると、切り替えのきっかけになることも。ポイントは”説得しようとしない”こと。言えば言うほど、子どもも引けなくなっちゃいます。笑
時計が読めない年齢なら、視覚で伝えるのも手です。タイマーを見せて「これがゼロになったらね」「この色がなくなったらね」と言うだけで、不思議と納得してくれることがあります。終わりが「見える」と安心できるんでしょうね。
まとめ|「予告」は、子どもへの小さな敬意
気づいてみれば、予告って「あなたの時間を大切にしてるよ」っていうメッセージなのかもしれないな、と思うんです。
ちょっと大げさかもしれないけど、それくらいの気持ちで伝えると、言葉の温度も変わって、子どもにもしっかり伝わる気がします。
私もまだまだうまくいかない日もありますが、この意識だけは忘れずにいたいと思っています。
予告のポイント、まとめると、
- 「あと少しで終わり」を早めに伝える
- 「最後に何をする?」と本人に選ばせる
- 泣いてしまったら、説得より気持ちの受け止めを優先
- 視覚(タイマーなど)で”終わり”を見せてあげる
今日のお風呂前に、一回だけ試してみてください。
「まだ〜!」の声がほんの少し小さくなったら、それだけで今日は合格です!

