親:「ご飯食べよう」
子:「たべない!」
親:「じゃあ、片付けしちゃうね」
子:「たべるーー!(号泣)」
…はい、今日も開演。
このコントみたいなやり取りに、どっと疲れてしまうこと、ありませんか?
このやり取りを何十回とくり返すうちに、「もう、どうすればいいんだ」と頭を抱えてしまうこと、ありませんか。優しく声をかけても「イヤ!」、無視してみても「たべるー!」って泣かれる。毎日がコントのような、でも笑えない消耗戦。
私も正直、イヤイヤ期まっただ中の息子を前に「なんで全部反対なの…」と思う瞬間、何度もあります。
でも最近、ちょっとした問いかけの変え方で、あの無限ループから抜け出しやすくなったんです。
「イヤ!」が増えるのには、ちゃんと理由がある
2〜3歳ごろの子どもって、なぜあんなに「ダメ」「イヤ」「しない」が多いんでしょう。
「〜する?」と聞かれると、その瞬間に「自分で決める」チャンスが生まれます。自立心がムクムク育っているこの時期の子にとって、親の提案を「断る」のは、自分の力を確かめる大事な実験みたいなもの。パパやママを困らせたくてやってるわけじゃなくて、「ぼく(わたし)は自分で選べるんだ!」という気持ちが全力で出ているサインなんです。
そう思うと、少しだけ見え方が変わってきませんか。
「やる・やらない」じゃなく「どっちにする?」に変えてみる
ここで試してほしいのが、Yes / No で終わらない質問に変えること。
「ご飯食べる?」→ NO の戦いになりがち。
「電車のお皿と、動物のお皿、どっちにする?」
「椅子で食べる? それともパパのお膝で食べる?」
どちらを選んでも、ゴールは「食べる」。でも子どもの頭の中では、「自分で決めた!」という満足感がしっかり残ります。この”選べた感覚”が、イヤイヤ期の心をふっと前向きにしてくれるんですよね。
言葉だけで選ぶのがまだ難しいときは、実物を見せてあげるのがおすすめです。
左右の手に靴を一つずつ持って「こっちの赤い靴? それとも、青い靴?」と聞くだけで、興奮気味の頭でも「こっち!」と選びやすくなります。
「どっちもイヤ!」と言われたら?
ありますよね、二択すら通じない地雷大爆発モード(笑)。
そんなときは無理に続けなくて大丈夫。こんな声かけもOKです。
「パパが決めてもいい? それとも、自分で『こっち』って教えてくれる?」
もし「パパあっち行って!」と言われたら、「わかった。決まったら教えてね」とさらっと離れる。自分で決めるための準備の時間をつくってあげましょう。以前ご紹介した「物理的に距離を置く」対応と組み合わせると、意外とスムーズに切り替わってくれることがあります。
まとめ|「選べた!」が、心の栄養になる
全部うまくいかなくてもOKです。二択がはまる日もあれば、見事に空振りする日もある。私も毎回試行錯誤中です。
大事なのは、最後を「褒め」で終わらせること。
「自分で決めたね!」「選んでくれてありがとう」
結果は同じでも、そのプロセスで「自分で選ぶ機会」をちゃんとつくってあげる。それだけで、毎日の小さな争いはグッと減っていくはずです。
ぶつかったときの声かけ、まとめると、
- 「〜する?」より「どっちにする?」で問いかけを変える
- 言葉が難しければ、実物を左右の手に持って見せる
- 「どっちもイヤ!」のときは、さらっと距離を置く
- どちらを選んでも、最後は「選んでくれてありがとう」で締める
明日の朝ごはん、「食べる?」のひと言を「電車のお皿と、動物のお皿、どっちにする?」に変えてみるところから、はじめてみてください。

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