子どもが「うまくいかない!」「もうやらない!」と怒って泣いてしまう。
そんな姿を見て、「失敗してもいいんだよ」と伝えたいのに、どう言えば伝わるのか悩んだことはありませんか?
今回紹介するのは、そんな親子にぴったりの絵本、『しっぱいなんかこわくない(原題:Rosie Revere, Engineer)』。
NASAの宇宙飛行士も読み聞かせに選んだ一冊で、「失敗をおそれない子育て」「チャレンジ精神の育て方」のヒントがたくさん詰まっています。
本の基本情報
- タイトル:しっぱいなんかこわくない(作:アンドレア・ビーティー/絵:デイヴィッド・ロバーツ)
- 対象年齢:4歳〜
- 購入時期:わが家では5歳のときに購入
- 出版社:あすなろ書房
- 特徴:ユニークな発明好きの女の子が主人公。失敗を通して「挑戦することの大切さ」を学ぶストーリー。
どんなお話?
主人公のロージーは、発明が大好きな女の子。
「ふうせんパンツ」や「ホットドッグせいぞうき」など、奇想天外なアイデアで楽しく工作をしています。
でもある日、作った発明がうまく動かず、失敗してしまうんです。
ショックで泣いてしまったロージーに、おばあちゃんがひと言。
この一言が、ロージーをもう一度立ち上がらせるきっかけに。
絵本を通して、「失敗は成長のチャンス」「挑戦できること自体が素晴らしい」というメッセージが、やさしく心に届きます。
知育効果と成長のポイント
失敗から学力を育む
「失敗=悪いこと」ではなく、「挑戦の証」として受け止める力を育てます。
この考え方は、のちの自己肯定感や学びに向かう力につながります。
自信を取り戻すきっかけに
もし子どもが「もうやりたくない」と落ち込んでいたら、「ロージーも失敗してたよね」と声をかけてみてください。
物語を通して、感情を整理する力も育まれます。
成功体験を繰り返すサポート
「もう一回やってみよう!」と思えた瞬間、それが一番の成長です。
親が焦らず見守りながら、小さなチャレンジを一緒に喜びましょう。
実際に読んでみた感想
年中の娘に読み聞かせしたときのこと。
少しでもうまく描けないと「もうやらない!」と泣いていた娘が、この本を読んだあと、
「前よりここがうまく描けた気がする!」「失敗してもいいや!」と笑顔に。
その姿に、思わず胸が熱くなりました。
「絵本の力ってすごいな」と感じた瞬間でした。
おすすめの読み方
挑戦のあとに読む
工作やピアノ、運動など、「できなかった…」と落ち込むタイミングで読むと、心が軽くなります。
会話のきっかけに
「ロージーならどうしたかな?」と話しながら読むと、子どもが自分の気持ちを整理しやすくなります。
家族の習慣に
寝る前の読み聞かせにもぴったり。
大人も「失敗していいんだ」と気づかされる、親子で勇気をもらえる一冊です。
まとめ|「完璧じゃなくていい」から始まる挑戦
失敗って、やっぱりしんどいですよね。
でも、それは一生懸命がんばった証拠。
この絵本を通して、子どもたちが「やってみよう」「できなくても大丈夫」と思えるようになったら、その挑戦こそが、人生の宝物になるはずです。
ロージーのように、今日も新しいことに挑戦してみませんか?
おうちにこの本があるだけで、「失敗なんかこわくない」そんな空気が、きっと生まれますよ。
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