子育てをしていると、「ついイライラしちゃった」「もっと穏やかに接したいのに…」なんてこと、ありますよね。
そんなときに少し意識を変えるだけで、親も子も心がふっと軽くなることがあります。
今回は、「怒らない子育て」や「子どもの自己肯定感」を育てるために、大人ができる3つの心がけをご紹介します。
CCQを意識しよう！感情に流されない伝え方
子どもがいたずらしたり、約束を守れなかったとき、「なんでなの！？」とつい大きな声を出したくなること、ありますよね。でも、そんなときこそ意識したいのがCCQです。
C：Calm（穏やかに）
まずは深呼吸。怒りをグッとこらえて、冷静な自分にスイッチ。親の感情が乱れていると、子どもはもっと不安になります。
C：Close（近づいて）
物理的にも心理的にも、そっと近づく。目線を合わせて、「あなたを大切に思ってるよ」という気持ちが伝わります。
Q：Quiet（静かに）
大声で叱るより、静かに優しく語りかけたほうが、子どもの心に届きやすいんです。
- 【悪い例】「もう！なんでできないの！」
- 【良い例】「どうしてそうなったのかな？一緒に考えてみようか」
怒っているときほど、一歩立ち止まってみてください。静かにそばにいてくれるだけで、子どもは安心するものです。感情を抑える姿勢そのものが、子どもにとっての学びになるんです。
「他の子」じゃなくて「昨日の自分」と比べよう
「○○ちゃんはできるのに…」
このセリフ、言ったことがある方も多いのではないでしょうか。でも、子どもの自己肯定感を育てるには、他の子と比べないことが大切です。
子どもにとっての一番の成長は、「前の自分と比べてどうか」ということ。
- 【悪い例】「△△くんはもっと上手にできるのに」
- 【良い例】「前は苦手だったけど、今はここまで頑張れたね！」
たとえ少しの進歩でも、「ちゃんと見てるよ」「よくなってるね」と伝えてあげることで、子どもは「ぼくってできるんだ」と思えるようになります。
焦らず、一歩ずつ。昨日の自分と比べて、今日の成長を一緒に喜びましょう。
できたところを見つけよう！「25％ルール」のすすめ
子育てって、つい「ちゃんとやってほしい」「最後までできるように」と求めすぎちゃうこと、ありますよね。でも完璧を求めすぎると、子どもも大人も疲れてしまいます。
そこでおすすめなのが、25％ルール。
全部できなくても、できた部分をしっかり認めてあげるんです。
- 【悪い例】「10分やるって言ったのに、3分しかやってないじゃない！」
- 【良い例】「3分もがんばれたね！次はもうちょっと長くできるかも！」
最初はほんのちょっとの成功でも大丈夫。それを認めることで、「もっとやってみよう」という気持ちが生まれます。
子どもにとっては、小さな成功の積み重ねが自信につながっていきますよ。
まとめ：子どもの心を育てるのは、大人の心の余裕から
怒らない子育てや、自己肯定感の高い子どもに育てるには、大人のちょっとした心の持ち方がカギになります。
今回の3つのコツをおさらい
- CCQで穏やかに接する
- 他の子と比べず、子どもの過去と成長を見守る
- 完璧を求めず、小さな成功を認める
子育ては毎日の積み重ね。完璧を目指す必要なんてありません。一緒に成長していくことが、何より大切なんです。
今日も「できたこと」を見つけて、子どもと一緒に笑って過ごしましょうね。
