「静かにして!」
そう言えば言うほど、なぜか声がどんどん大きくなる…。
そんな大声の追いかけっこに、疲れてしまったことはありませんか?
2歳〜6歳頃、場合によっては小学校低学年くらいまで、子どもは「自分の声がどれくらい大きいか」を、実はよく分かっていません。
だからこそ、「ダメ!」と叱るよりも、「今の声はこれくらいだよ」と見える形で伝えるほうが、ずっと近道なんです。
今日は、ペアレントトレーニングでも定番の「声のものさし」+ ジェスチャーを使った、やさしい伝え方をご紹介します。
声の5段階は「パンダさん」を目指そう!
わが家の息子は、パンダが大好き。
保育園のマークがパンダになってから、すっかりお気に入りです。
そこで、声の大きさを動物で例えた「5段階表」を作ってみました。
- レベル1:ネズミさんの声(ヒソヒソ声)
- レベル2:トリさんの声(お家の中の小さな声)
- レベル3:パンダさんの声(外でパパママと話す、ちょうどいい声)
- レベル4:ライオンさんの声(公園で元気に遊ぶ声)
- レベル5:ゾウさんの声(大声・叫び声)
ここで目指したいのは、レベル3の「パンダさんの声」。
実は、「パンダの鳴き声がどうか」はあまり重要ではありません。
子どもが好きな動物・キャラクターを“ちょうどいい声”に設定する
これが一番のポイントなんです。
- 小さい動物=小さい声
- 大きい動物=大きい声
と結びつけると、理解もしやすくなりますよ。
成功のコツは「落ち着いている時に練習」
大切なのは、地雷が爆発してから使わないこと。
興奮している子どもの脳には、「パンダさんになって!」は、なかなか届きません。
おすすめは、機嫌のいいときに遊びとして練習することです。
たとえば家で遊びながら、
「ネズミさんの声、できる?」
「次はライオンさん!」
「じゃあ最後は、パンダさんの声でパパとお話ししてみよう」
こんなふうに、ゲーム感覚でOKです。
遊びの中で覚えたことは、いざという時に、ぐっと使いやすくなります。
言葉を使わない「ジェスチャー」が効く理由
子どもが大きな声を出していると、つい大人も声を張り上げてしまいますよね。
でもそれだと、「パパもゾウさんの声だ!大きな声でいいんだ!」と勘違いしてしまうことも。
そんなときは、あえて無言で。
- 指を口に当てて「シーッ」
- 手で丸を作って「パンダさんだよ」
- バツ印(×)で「今は違うよ」
声を出さずにジェスチャーだけを使うと、子どもの意識は耳(聴覚)から目(視覚)へ移ります。
すると、興奮がふっと下がることが多いんです。
地雷が爆発しそうな時の「先回りサイン」
もし、「叫びそう…でも、もしかして我慢してる!?」
そんな瞬間が見えたら、チャンスです!
「今のパンダさんの声、すごく素敵!」
「かっこいいよ!」
叫ぶ前に褒めることができると、地雷の爆発を防げる確率が、ぐんと上がりますよ。
まとめ|「ダメ」より「これにしよう」
「大きな声を出さない!」は否定の言葉。
でも、「パンダさんの声で話そう」は、肯定の言葉です。
子どもにとっては、「何をすればいいか」がはっきり分かるので、安心できるし、わかりやすいんですよね。
完璧じゃなくて大丈夫。
ゾウさん(レベル5)が、ライオンさん(レベル4)になっただけでも立派な成長です。
「少し小さくなったね」
「あと少しでパンダさんだね」
25%の変化を、ぜひキャッチしてあげましょう!
まずは今日、おうちで「ネズミさん・パンダさん・ゾウさんごっこ」をほんの少し、遊びに取り入れてみてはいかがでしょうか。
