「なかなか褒めても響かない…」
「どんな風に褒めたらいいかわからない…」
そんなふうに感じているママやパパ、多いのではないでしょうか?
実は、子どもの年齢によって響く“褒め方”は違うんです。
この記事では、子どもの自己肯定感を育てるための年齢別の効果的な褒め方を、わかりやすくご紹介します。
今日からすぐに使えるコツばかりなので、ぜひお子さんの年齢に合わせて実践してみてくださいね。
なぜ、子どもを褒めることが大切なの?
子どもを褒めることは、「自分は大切な存在なんだ」という安心感を育てる大事なコミュニケーションです。
この安心感が、自己肯定感の土台になります。
子どもは、「できたね」「すごいね」「頑張ったね」と認められることで、自信を持ち、「またやってみよう」という意欲にもつながっていくんです。
子ども本人が「もうやめてよ〜」と言うその日まで(笑)、どんどん褒め続けていきましょう。
年齢別!子どもの心をつかむ「褒め方」
褒め言葉にも年齢に合った“伝え方”があります。
年齢に応じた褒め方を意識すると、子どもたちの反応も変わってきますよ。
【0歳〜3歳】言葉より“気持ち”が伝わる
まだ言葉の理解は不完全でも、ママやパパの表情や声のトーン、触れ合いから愛情を感じ取る時期。
だからこそ、「言葉よりも態度」で伝えてあげましょう。
- ぎゅっと抱きしめる、頭をなでる
- 「おいしいね」「たのしいね」などの共感の言葉
- とびきりの笑顔で「ニコッ」と応える
シンプルだけど、それだけで子どもは満たされるんです。
【3歳〜6歳】“できた”をしっかり認める
自分でできることがどんどん増えていくこの時期。
「できた!」という瞬間を見逃さずに具体的に褒めてあげましょう。
- 「お着替えできたね!すごい!」
- 「おもちゃ貸してあげたんだね、優しいね」
- 「ひとりでトイレ行けたんだ!頑張ったね」
- 「色をたくさん使った絵、ステキだね」
努力や成長したポイントに気づいてもらえると、子どもは自信を持てるようになります。
【7歳〜12歳】結果だけでなく“努力”を褒める
この時期の子どもたちは、周囲の目や評価を意識し始める時期。
その分、自信がぐらつきやすくもあります。
- 「宿題、コツコツやってたね!」
- 「最後まで諦めずに頑張ったね、すごいよ」
- 「挑戦すること自体がすごいと思うよ」
- 「テスト、目標達成できたんだね!おめでとう!」
結果だけじゃなく、努力の過程にも目を向けることで、内面の成長を認めてあげられます。
【13歳〜18歳】“尊重”が一番の褒め言葉
思春期の子どもたちは、子どもから大人へと大きく成長する途中。
この時期は「すごいね」よりも、「ちゃんと見てるよ」「信頼してるよ」のメッセージが響きます。
- 「その考え方、面白いと思うよ」
- 「目標に向かって頑張ってる姿、かっこいいよ」
- 「計画立てて実行できるなんてすごいね」
- 「仲間を支えてたね、リーダーらしくていいな」
子どもの意見や姿勢を尊重することが、自己肯定感をぐっと引き上げてくれます。
褒める時に気をつけたい3つのポイント
なるべく具体的に褒める
「すごいね」よりも、「絵の色使いが素敵だね」の方が、伝わりやすくなります。
子どもの目を見て話す
ちょっと手を止めてでも、しっかり目を合わせると、心にまっすぐ届きます。
比較しない
「お兄ちゃんよりできたね」ではなく、「あなたが頑張ったね」と、その子自身を見てあげることが大切です。
まとめ|今日からできる、子どもの自己肯定感の育て方
子どもたちは毎日、小さな“できた”を積み重ねています。
その一つひとつを、年齢に合わせた言葉で、しっかり認めてあげることが大事。
「褒める」って、子育ての中でとってもシンプルだけど効果的な魔法なんです。
ぜひ今日から、お子さんの年齢に合った“褒め言葉”を意識してみてくださいね。
その一言が、子どもの明日をちょっとだけ明るく照らしてくれるはずです。