【2分で読める】「将来のため」より「今、楽しい!」中学1年生の言葉に気づかされた、子育てで本当に大切なこと

ある中学1年生と話していたとき、すごく大切な気づきをもらいました。

その子がぽつりと言ったんです。

「A先生は嫌い。だって『勉強は将来のために勉強しよう』って言ってたから。」

逆に、

「B先生は好き。『勉強は楽しむために勉強しよう』って言ってたから。」

この言葉を聞いてどう感じましたか?

私たち子育て中の大人にとっては、ドキッとする、少し耳が痛い言葉ではないでしょうか。

目次

子どもの“今”と大人の“未来”

子どもの目線と、大人の目線って、本当に違います。

私たち大人は、どうしても「将来のために」「未来で困らないように」という視点で話してしまいがちですよね。

それは、私たちがすでに未来を経験しているから。成功したり、苦労したり、遠回りしたり…。

その全部を“良かれと思って”子どもに伝えてしまうんです。

だけど、子どもは 「今」 を生きている存在。

「これから先のためにがんばる」よりも、「今この瞬間をどう楽しむか」が子どもにとっては大切なんです。

この違いに気づくことって、親としても先生としても、とても大切なんですよね。

本当は、勉強は「楽しむための学び」から始まっている

中学生のその一言をきいて、私も改めて 「勉強ってなんだろう?」と考えさせられました。

だって、本来の勉強って、すべて 「楽しいから知りたい」に根っこがあります。

  • 言葉を勉強するのは、いろんな知識を知って世界が広がって楽しいから。
  • 歴史を知ると、「昔の人ってこんなこと考えてたのか!」とワクワクして楽しいから。
  • 計算ができると、買い物がちょっと楽しくなったり、複雑なゲームが理解できて楽しいから。

全部、もとは 「楽しむための学び」 なんですよね。

私たち大人がつい忘れがちな「当たり前」を、子どもは素直に気づかせてくれるんです。

子どもたちの成長は、いつも 「楽しい!」という気持ちから始まっている。

そう思ったら、なんだか子育てのプレッシャーが少し軽くなってホッとしませんか?

今の「楽しさ」に寄り添う

私たち大人が学んでいることや挑戦していることの多くも、突き詰めれば「楽しむため」につながっています。

資格取得や仕事のスキルアップなどは「将来のため」という要素もありますが、その先には 「仕事が楽しくなる」があるはずです。

もし、子どもが勉強でつまずいていたら、「将来が心配…」と不安になるのではなく、

「今、この勉強のどこに楽しさを見出せていないんだろう?」

と、視点を変えてみるのも一つの方法です。

  • 「これを知ると、もっとゲームが楽しくなるかもよ?」
  • 「この計算がわかったら、得しちゃうかもよ?」

そんなふうに、“未来のため”ではなく、“今のワクワク”にそっと寄り添ってあげることが大切なのかもしれません。

「子育てって、子どもの成長を一緒に楽しむことなんだ」そんな気持ちを、改めて思い出せる時間でした。

まとめ|今の目線で楽しく子育て

もし、いつも「将来困らないために勉強しようね」と言っていたら、今日はほんの少し言い換えてみてはどうでしょうか。

  • 「できるようになると、きっと楽しいよ」
  • 「これ、知るっておもしろいよね。一緒に見てみる?」
  • 「この知識が、〇〇にも役立つかもね!」

そんな一言だけで、子どもはぐっと心を開きやすくなります。

完璧な子育てなんてありません。親だって完璧じゃなくていいんです。

子どもと同じ “今”の目線で、一緒に楽しめる時間が少しでも増えますように。

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