「お風呂の時間だよ〜!」と声をかけた途端に、子どもが「まだ遊ぶ〜!」と大泣き。そんな経験、ありませんか?
子どもにとって、突然の切り替えは大きなストレス。大人のように「次はこれをしよう」とスムーズに気持ちを切り替えるのは、実はとても難しいことなんです。
今回は、イヤイヤ期を乗り越えるヒントとして、「予告」の活用法をご紹介します。
予告で子どもの安心感を育む
イヤイヤ期の子どもは、“今”を全力で生きています。おままごとやお絵かき、ブロック遊び…。夢中になっている最中に「はい、おしまい!」なんて言われたら、びっくりしてイヤになってしまうのも当然ですよね。
でも、「あと5分でおしまいだよ」と“予告”をしておくだけで、子どもは心の準備ができるようになります。
これは、子どもの切り替えを手助けする、シンプルだけどとても効果的な方法なんです。
予告の伝え方はどうする?
道具を使った予告
時間が分かりやすい「タイムタイマー」や、活動の流れが見える「絵カード」を活用すると、子どもにもイメージしやすくなります。時計がまだ読めない年齢でも、視覚で伝えることで安心感につながりますよ。
ゲーム感覚を取り入れる
- 「よーいドン!お片付け競争スタート!」
- 「タイマーが鳴ったらロボットに変身してお風呂へGO!」
こんなふうに、遊び感覚で予告すると、イヤイヤ期も楽しい時間に変わることがあります。
親子の会話も忘れずに
「あと5分で帰るよ。最後にどの遊具で遊びたい?」
と選択肢を与える声かけをすると、自分で決めた感覚が残り、スムーズな切り替えにつながります。
予告がうまくいかないときの工夫
子どもの気持ちに寄り添う
「楽しかったね、もっと遊びたかったよね」
まずは気持ちを受け止めることが大切です。そのうえで、「また来ようね」と未来の楽しみを伝えてみましょう。
小さなごほうびでやる気アップ
「着替えられたらシールを貼ろう」などのご褒美制度を取り入れるのも◎。モチベーションが上がると、切り替えもグッと楽になります。
まとめ|予告は親子の“魔法の合図”
イヤイヤ期を乗り越えるコツは、いきなり切り替えさせるのではなく、“予告”というやさしい橋をかけてあげること。
子どもが「気持ちの準備」をする時間を持つだけで、スムーズに行動できるようになりますよ。
毎日の生活がちょっとバタバタしていても、“予告”ひとつで子育てが少しラクになるかもしれません。ぜひ、今日から取り入れてみてくださいね。