子育てをしていると、「もっと頑張ってほしい」「できるはずなのに」と思ってしまう瞬間、ありますよね。
特に、他の子がサッとできているのを見ると、「うちの子ももう少し…」と、つい期待してしまうもの。でも、完璧を求めすぎると、子どもにとっては大きなプレッシャーになってしまうんです。
そんな時に意識したいのが、「25%ルール」。
今回は、子どものやる気と自信をぐんぐん育てる“ちょっとしたほめ方の工夫”をご紹介します。
小さな成功に目を向ける「25%ルール」って?
「全部できたらほめる」のではなく、「ちょっとできたことをしっかり認めてほめる」
それが、25%ルールの考え方です。
たとえば、
- 宿題が10問あるなら、まずは3問できたらOK。
- 苦手な食べ物を1口食べたら、それでOK。
25%の達成でも「やったね!がんばったね!」と伝えてあげることで、子どもは「できた!」という達成感を味わえるんです。
小さな成長を見つけて、しっかりほめるコツ
「前の自分」と比べてみよう
他の子と比べるのではなく、昨日の自分、一週間前の自分と比べてみてください。
- 「昨日より3分早く起きられたね!」
- 「前は泣いてたけど、今日は我慢できたね!」
そんなふうに、本人の中の“ちょっとした変化”に目を向けると、子ども自身も「自分って伸びてるんだ」と思えるようになります。
できなかったことより、できたことを
たとえば、
- 靴を左右逆に履いた → 「自分で履こうとしたのがすごいね!」
- 絵本を途中まで読んだ → 「一人で読もうとする姿、かっこよかったよ!」
子どもの「やってみよう」という気持ちや行動を認めてあげることが、やる気の土台になります。
25%ルールを実践するとこんな変化が!
子どもの自信が育つ
「できた!」という感覚は、自信のタネになります。小さな成功体験を積み重ねることで、子どもは「自分にもできる!」と前向きになれます。
やる気が続くようになる
ほめられる → 嬉しい → またやってみよう!
このサイクルが、やる気を自然に引き出します。
親子の関係がもっと温かく
できないことを注意するより、できたことを一緒に喜ぶことで、親子の関係もぐっとやわらかくなります。
わが家で試してみたエピソード
食事編:1口から始めたサラダチャレンジ
娘はサラダが苦手で、毎回残してばかり。でも「1口食べられたら、大好きなデザートをちょこっとだけOK!」という25%ルールにしてみたら、1口が2口、そして5口へ。
今では「今日のサラダはこれね」と、自分から箸を伸ばすようになりました。
学習編:3問解いたらごほうびタイム!
宿題に取りかかれずダラダラしがちだった娘には、「3問解けたら、5分だけYouTube見てもいいよ」と伝えました。最初はブツブツ言っていたけど、だんだん「あと1問で見られる!」と目標に向かって集中できるように。
いまでは、自分から「勉強してから動画にする」と言う日もあります。
まとめ|25%でOK。小さな達成が、自信とやる気の土台に
子育てに「100点」はいりません。子どもは、ゆっくりでも確実に成長しています。
つい「もっと」「ちゃんと」と思ってしまうこともあるけど、大切なのは“できたこと”に目を向けてあげること。
25%でもできたら、たくさんほめて、一緒に喜んであげましょう。その積み重ねが、子どものやる気と自信をグッと引き出してくれるはずです。
子育てに役立つ「25%ルール」、今日から始めてみませんか?